悲劇を喜劇にかえるブログ

「心と体の健康」について医療・介護での仕事、ビジネス、自身の心と体のデトックスの経験などから情報発信していきます。

人の話を聞くときって

皆さん、こんばんは。『悲劇を喜劇に変えるブログ』の管理人シマダマサヒロです。

今日も、記事を発信していきますよー。

 

皆さんは、仕事や普段の生活の中で、人から聞いた話をどのように受け止めているでしょうか?

 

①それをそのまま本当のこととして真に受けてしまう。

 

②そのことを一旦受け止めて、物事を自分で実際に確かめる。

 

③このひとの言うことは宛にならないから聞いたふりして、聞き流す。

 

私的には主にこの3つのパターンがあるのではないかと思います。

 

聞き方の理想としては、②の聞き方が一番良いですよね。

 

そうなんです。頭ではわかっているんです。ただ、過去の経験や体験などから①や③の聞き方をしてしまうこともありますよね。

 

例えば、以前私が勤務していた介護施設の職場でこういったエピーソドがありました。

 

僕と同僚のスタッフが僕にこんな事を言ってきました。

 

「シマダくん、ある部署の主任さんが他事業所の相談員に毎月FAXで送っていた利用者様の状況を書いた書類を今後は送らないようにするって言っていたよ。これってさあ、ぜったいまずいよね。」

 

確かに、このスタッフがまずいと言っている意味も理解できます。なぜならば、事業所ごとで連携をとってケアを行っていく上で、他の事業所に何らかの形で、利用者様の情報提供することは重要だという通念がある中で、今後情報を送らないのはそれに反しているからです。

 

ただ、僕がこの事を真に受けてしまう、つまり①を選択していたら、あの主任は良くないことをしていると勝手な思い込みをしていたでしょう。

 

しかし、このとき僕は②の選択をしました。なぜならば、主任も情報提供することの重要性をわかっている中で、情報を送らないという選択をした可能性があるとしたら、主任もそれなりの考えがあったからだと思うからです。

 

そして、実際に主任になぜ情報を送らないようにしたのか、理由を聞きに行きました。

 

主任の返答は

「一回情報提供を送ったときに、相手側の事業所から、変化のない利用者様に毎月送らなくても大丈夫だと言われました。なので、プランの変更があったときや、3ヶ月に一回情報を送ることにしました。」

 

と言った内容でした。

 

②の選択をしたことにより、又聞きしただけではわからなかった事実が明確になりました。その話を聞いて僕はなぜ主任がそのような考えに至ったのか理解できました。

 

その事が妥当なのかどうかは別なのかもしれません。

 

ただ、②の選択することで、より事実が鮮明になるし、相手に対する偏見もなくなります。

 

即ち、双方の意見を聞くことです。

 

もちろん、その上で反対意見があるのであれば、そこで主張すればいいと思うのですが、その前に事実関係やお互いの考え方、価値観を踏まえることが大事ですね。

 

人が言ったことを全く信用しない③の選択は、まったくお互いの信頼関係が成り立っていない証拠になるのですが、例えそうであったとしても、まずはその人の話を聞いて見る心の広さが大切かなと感じます。

 

人から聞いた話は、往々にして、話す人も、聞く人も自分の価値観に当てはめてしまいがちです。

 

だた、そこを手放して、聞く姿勢を持つことで、新しい事実を発見したり、新しい人間関係を構築していけるのではないかと思います。

 

人から聞いた話を鵜呑みにしたり、聞く耳を持たないことが「悲劇」であれば、

人から聞いた話を一旦受け止めて自分で確かめ、新しい事実や関係性を発見することが「喜劇」

 

人の話をその人や自分の価値観と切り離して聞いてみよう。

 

今日も読んでいただきありがとうございました。